こんにちは。ティラ@くろねこです。
今回の記事では、前回のブログ記事『簿記論・財務諸表論に合格した専門学校生のマインド』の中で皆さんに投げかけた、「なぜ『税理士』になりたいのですか?」という問いに対する、僕自身の答えを書いていこうと思います。
この記事は、税理士試験の科目合格を目標とする受験生仲間の皆さんに向けた内容であると同時に、簿記論・財務諸表論にダブル合格した今、次の科目合格(執筆時点では法人税法・消費税法を勉強中)に進むために、僕自身の過去を整理し、これからの覚悟を固めるための記事でもあります。
もし前回の記事をまだ読まれていない方がいれば、ぜひ以下から目を通していただけると幸いです。
この記事は2,605語、読みきるのに約14分かかります。
中学生 │ 税理士という仕事を知った日

僕が「税理士」という仕事を知ったのは中学生の頃でした。
授業で税関の職員さんが来てくださり話をしてくださる日がありました。内容は正直ほとんど覚えていません。ですが、当時の僕にはその姿がとても魅力的に映ったのを覚えています。数学が得意で、時事ネタに興味があった僕には、世界が広がった瞬間でした。
家に帰ってすぐパソコンを開き、税関や関連職業について調べました。その中で「税理士」や「会計士」という国家資格の仕事を知りました。安定していて、収入も高いらしい。そういう現実的な魅力に惹かれ、中学生の僕はこう結論づけました。
「平均年収が高いし、公認会計士を目指そう!」
理由はシンプルでした。崇高な志より、まず『高級取りになりたい』という現実的な願望。
今考えれば、とても正直で、でもどこか不器用な出発点だったと思います。
Point:公認会計士は年収が高い!!
高校進学 │ 天理高校という選択
会計士を目指すなら商業高校への進学が普通なのかもしれません。
ですが僕が進んだのは、定時制・全寮制の「天理高校 第二部」でした。
二部への進学は、天理の空気に感じた『特別感』を言葉にできないまま、でも確かに惹かれて決めた道でした。おぢばで過ごしてみたいという「なんとなく惹かれる」という感覚が当時はとても大きかったように思います。
※この天理のしだれ桜めっちゃ綺麗なので、共有させて頂きます(^▽^)/
さてそんな特殊な環境の中で僕は独学で簿記を勉強していました。もちろん教えてくれる人なんて居ないので参考書にかじりつき、何とか日商簿記3級を2年生の6月に取得しました。
合格発表日、自分の番号を見つけてとても嬉しかったのを今でも覚えています。
ですが、高校での成果は3級のみでした。
2級は連結決算や合併分割の処理がよく分からずに全く歯が立ちませんでした。
また、大学受験もしてみましたが、英語が苦手で酷い点数で落ちてしまいました。
とても悔しかったこの二つの経験ですが、独学で勉強をする難しさをとてもよく理解しました。
特に受験勉強はやりたい事でも無かった為、毎日机には向かっているが、勉強の進展がないまま睡眠時間を迎えるという経験を何度もしました。
Point:日商2級と大学受験に失敗。
挫折と決断 │ 夢を『会計士』から『税理士』へ

先ほども説明した通り大学受験に失敗してしまったので、地元の専門学校へ進学しました。
その専門学校には「ツーワン」という、朝から夜まで詰め込みの特別クラスがあり、僕もそのクラスに入りました。
環境は厳しく、私語はもちろん禁止。勉強漬けの毎日でした。
そんな缶詰状態の毎日でしたが、僕の自学自習をさぼる癖は治せず、答練などのクラス順位は下から数えても上から数えても同じぐらいという中途半端な結果しか出せませんでした。
そして迎えた面談で現実を叩きつけられます。
「4年かけても会計士の論文式試験は受からないと思う」
とてつもなく重たい言葉でした。でも自分の肌感覚でも分かっていました。僕が会計士試験を合格する事は難しいということを。。。
ここで僕は決断を強いられます。
無理やり会計士に挑むか。
現実を受け入れて、税理士を目指すか
この2つの選択に1週間本気で悩みました。
が、その中で僕は気づいてしまったのです。
僕がなりたかったのは『会計士』ではなく、『高級取り』だった。と。。。
今まで会計士になるんだと言い続けてきたのに税理士に変えるのは…という気持ちが完全に吹っ切れた訳ではありませんでした。ですが「決断という言葉は決める事より断つ事の方が重要であり難しい」という話を受験期に聞いたのも思い出し、会計士を諦めて税理士になることを選びました
Point:僕には会計士は無理でした。(o _ _)o
結果論 │ 税理士を選択したのは正解だった
ここからは結果論なので、ポジショントークにはなります。
僕は『会計士』志望を『税理士』に変えたことは一切後悔していません。なんなら良い選択だったとすら思っています。
簿記論と財務諸表論の2科目は既に得ていますし、1人暮らしで好きな事をして、部活や個人事業主すらさせて頂いてます。このブログも『会計士』を選択していたら作っている時間は無かったでしょう。
ですが、もしかしたら受かってたかもしれない会計士試験は捨てたことになってます。
決断は必ず何かを断つ事になります。
僕は上記選択に後悔はしていませんが、税理士試験の勉強をしていれば自分した選択に後悔する事は多々起きます。特に税理士試験は8月の年一回しかありません。日頃の勉強や理論暗記を頑張れなかったなど、ふとした時に自分自身の選択を後悔して落ち込むこともあるでしょう。
そんな時は最初の僕の質問を思い出してください。
「なぜ『税理士』になりたいのですか?」
この答えが明確にあれば、自分の選択に後悔して、絶望して、税理士試験自体をあきらめようという考えがよぎっても、必ず試験本番まで走り抜ける事が出来るでしょう。
税理士になりたい理由、これこそが僕ら受験生が勉強する一番のモチベーションになるのは絶対に違えないです。
ここまで読んでくれた皆さん、それぞれの税理士を目指す理由は違うと思いますが同じ国家試験を目指す仲間として、今日も一緒に戦っていきましょう。
それでは、おつにゃ。



